当院では職員向けに様々な説明会や研修を開いています。今日はそのなかの一つを紹介したいと思います。
こんにちはリハビリの丹羽です。6月13日、14日に職員向けのボトックス治療(ボツリヌス療法)についての説明会をグラクソ・スミスクライン株式会社の方にしていただきました。
ボツリヌス療法とは、痙縮(手足のつっぱり)に対する治療法の1つで、主な効果は手足のつっぱりを和らげる効果があります。手足のつっぱりを和らげることで、日常生活動作(ADL)が行いやすくなる、リハビリが行ないやすくなる、関節が固まる・変形(拘縮)を防ぐ、つっぱりによる痛みの軽減、介護負担の軽減などが期待されます。
主に対象者は痙縮のある方です。痙縮とは、筋肉が緊張しすぎて、手足を動かしにくい、勝手に動いてしまう状態です。例えば、手指が握ったまま開こうとしても開きにくい、肘が曲がる、足先が裏側の方に曲がってしまうなどの症状です。
原因は、脳卒中によるものが多いですが、他にも様々な病気の後遺症により痙縮になることがあります。
当院において、ボツリヌス療法を行っています。現在、手足のつっぱりにより日常生活にお困りの方は一度検討してはいかがでしょうか。また、ボツリヌス療法の詳しい治療効果、副作用、料金など、ご不明な点がありましたら、お気軽にご相談ください。